思わぬ代車(Golf variant)がやってきてちょっと浮かれ気味(自分の代車でもないのに)の私。
早速、近所を試乗に出かけてみる。が、しかしそこでふとあることが思いつく。
それは、「307SWを客観的に見るとどんな車なんだろう」ということ。8年間プジョーに乗ってきた私はプジョーの感覚に慣れきっており客観的にどんな車かどうかを判断するのは困難。
そこで、同セグメントで一番売れているモデルと冷静に比較をしてみることとする。
比較した車について記載すると、
・Golf Variant 2.0TSI Sportline(車両本体価格¥340万)
2.0L直噴ターボエンジン(200ps、28.6kgm)
6速DSG
タイヤ;BS POTENZA RE 050(225/45R17)
走行距離 700km
・307SW2.0(購入当時の車両本体価格¥295万)
2.0LNAエンジン(140ps、20.4kgm)
4AT
タイヤ;DUNLOP SP SPORT MAXX(205/55R16)=リプレイス品
走行距離 36,000km
となる。本来は1.4L TSIエンジンを搭載したconfortlineと比較すべきであり、厳密にはガチンコのライバルとはならないが数値以外で感じた点を記載したい。
・動力性能
エンジンの性能を比較することが的外れだが、予想通り圧倒的にVariantの方が速い。急発進ではRE050が悲鳴を上げそうなくらい凄まじいものだが、実使用では307SWの2.0Lでも十分。意外なのは、DSGをオートモードにしておくとアクセルを踏み込んでも早め早めにシフトアップしていく事。プジョーのAT(AL4)のスポーティーさが思った以上に楽しく感じられる。
・ハンドリング
タイトなコーナーでは307SWの方がクイックな動きでシャープにカキッと狙ったラインを曲がっていく感じ。Variantは極端に言うとじわっとコーナーを曲がっていき動きは正確。ロールは307SWの方が着座位置が高いせいか大きめ。そう考えるとプジョーのハンドリングは不思議なのかもしれないなぁ。
・足回りと乗り心地
実はここが一番違うのでは...と思っていたが、段差で車内へ伝わってくる衝撃は307SWとVariantではそう大きくは変わらない。17インチを履くVariant(タイヤの外径はほぼ同じ)の乗り心地は相当硬いのかと思っていたが、意外にもしなやか。走行距離の違いも考えられるが、うちの307SWは訳あって2セット目の純正ショック(変えてからの走行距離は5000km以内)であるため設計・セッティングの違いといえるだろう。
・ブレーキ
効きはどちらも十分だが、ペダルのタッチは結構違う。Variantはハードな感触でカチッとしているが、307SWは幾分かやわらかい感触(これでも206のリアドラムブレーキ搭載モデルよりはカチッとしている)。安心感はVariantの方が上に感じる。
・内装の仕上げ
品質感はそう大きく変わらないが、Variantは幾何学的でハードなイメージ、307SWはゆるくソフトなイメージ。どちらが優れているとかという問題ではなく、好き嫌いで片付いてしまいそう。ただし、Variant(というかVW車全般)のブルーのメーター照明は私は好きである。307SWの照明をブルーイルミネーションになるようにモディファイしたくなってくる(笑)。
・ノイズ
エンジン音は307SWの方が静かに感じられる。Variantの2.0Lターボは回すと案外勇ましいが、ドライバーにとっては嫌な音ではない。
タイヤのノイズは両車でそう大きくは変わらないが、純正装着タイヤ同士で比較するとVariantの圧勝であっただろう。
というわけで、両車の色々な違いを見出すことが出来た。
その中では、ハンドリングやATの性格という点で307SWの方がよりスポーティーな動きを示すのは、スポーティーさを謳っていないのに...という点では意外である。
設計思想は分らないが、運転する楽しさを感覚的に引き出そうとしているのが307SWであり、理詰めで大人しく走りの良さを追求しているのがVariantという気がする。
文章にしてみると、一般的にはVariantの方が有利な気がしないでもないが、307SWの楽しさも捨てがたい。
さらに、近いうちに308が登場することでこのセグメントの力関係がどうなっているか、興味がつきないところである。
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